Who we are

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背景

 

復興支援ITボランティでは、2011年4月上旬から文部科学省と連携し、岩手県の沿岸にボランティアを派遣してきました.被災地では大小様々な避難所が各所に点在しているため、人的資源の限られる災害対策本部やボランティアセンターだけでは,きめ細やかな被災地住民へのサポートや現状の把握が難しく、全国には被災地にボランティアに行きたいと考えている若者(特に大学生)が大勢居るにも関わらず、人手不足のため受け入れ態勢すら十分に整えることが困難な状況にあります.そこで我々は現地の災害対策本部やボランティアセンターと連携を取りながら独自にボランティアのコーディネイトを行い、各避難所に常駐できる「なっても調べっ隊(復興支援ITボランティア)」の派遣を実施しております.

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Our Mission
 
被災地住民のニーズ把握

被災地住民の方が日常を取り戻すためには、様々なフェーズにあった的確な支援を届ける必要があります.その為には、刻々と変化するニーズを常に行政、民間が把握する必要があります.復興支援ITボランティでは、PC指導を行うだけでなく、支援物資要請、娯楽の提供、学習支援を通して、被災地住民に寄り添うことで、ニーズの聞き取りを行っています.そこで、得た情報を元に、行政や民間に働きかけることで、被災地住民の方の暮らしの改善や、復興の促進などに貢献しています.

 
 
ITリテラシーの向上による,被災地住民の利便性向上と経済的自立支援

被災地では未だ通信環境の改善が進まず、情報収集が効率に行えないという現状があります.また、高齢者の方などPCの使用ができない被災地住民は、自ら正確で、迅速な情報収集を行う事が非常に難しいという実態があります.そこで、復興支援ITボランティアでは、他のボランティア団体様や企業様と提携し、通信環境の回復からIT機器の提供を行い、被災地住民の方が効率的に情報収集を行える環境を整備しています.加えて、ブログなどによる情報発信、ネットコンテンツによる娯楽の提供などを行っています.更に、ボランティア参加者によるPC講座などを通して、被災地住民の方々のITリテラシーの向上をはかり情報収集だけでなく、雇用促進のためのプログラムを行っています.

 
人材育成

復興支援ITボランティアでは、PC講座などを通して、将来のIT人材の教育支援を行なっております.また、ボランティア参加者の特徴を活かし、教育支援などの活動も行っております.これらの活動を通し、街の将来を担う人材の育成、復興後の発展を視野に活動を行っております.更に、復興支援ITボランティアは、各被災地で状況が異なることから、ボランティア参加者へ大きな裁量権と同時に、責任を持って自ら考えチームとして行動するプログラムになっています.自ら考え行動する体験を通して、ボランティア自身が大きく成長する場を提供しています.このことから、復興支援ITボランティでは、参加者にも非常に意義のあるプログラムになっています.

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Our Goal

 

真 の復興を達成するためには15年の月日を要する」この言葉は,阪神大震災を経験した淡路島の和尚さんのお言葉です.この言葉には次のような意味が隠されて います.単に建て物やインフラが整っただけでは,真の復興とは言えません.震災によって一度断ち切られたコミュニティを再生してこそ真の復興であり,それ には15年を有する.復興支援ITボランティアでは,被災地住民の方々が仮設住宅をでる3年後,復興へ向けて最高のスタートが切れるように差最大限の支援 を行っていきます.