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■前回参加者からの感想 |
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学部4年男性 |
今までTwitterなどのネットやテレビなどの情報からでしか、被災地や避難所の状態を知ることができなかった。 今回情報ボランティアを通して目にして感じたものは、巷で流れている情報の確認などという生易しいものではなかった。未だにあの被災地、津波の被害による風景を信じることはできない。あの光景を見た時は自分にできることなど、何も無いのではと感じた。 2日間を通して強く思ったことは、信頼関係を築くことの大切さと難しさだ。このボランティアに参加するまでは、自分の知識を生かせればいい、与えることが大切だ、などと言葉で否定していても無意識に思っていた。 しかし、そのようなことより、被災地の方としっかりとコミュニケーションをして、信頼関係を築くことがなによりも大切で、自分の特色などは+αでしかないと感じた。 被災地の方たちは力強く、そして優しかった。逆に自分が励まされた。貢献できたことよりも、学ばせて頂いたことのほうが多く、今回のボランティアに参加させていただいことを深く感謝している。 今後も時間がある限り復興支援に携わっていき、今回得た経験を今後に活かしたいと思っている。 |
修士1年女性 |
今回参加したのは、ボランティアというより、実際に被災地を自分の目で見て、きちんと記憶に残しておきたい、という気持ちが大きかった。 最初に被災地の様子を見に行った時、そこまで衝撃は受けなかったけれど、実際に人がいた印や、「またここで病院を再開します!」というメッセージを読むと、胸にこみ上げてくるものがあった。 実際に避難所に入ってみると、被災地の方は前向きに、普段通りに明るく生活していた。でもそう見えるからと言って、その後の大槌の復興が必ずしも明るいものではない、というのも感じた。 これから、再建するのに3年以上はかかるだろうし、また住みたいという人がいるのか、という問題もある。現在、避難所では援助がかなり行き届いているけれど、避難所から出た後のことを考えると、まだまだ向き合わなければならない問題が数多くあると思った。 |
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